本日のLIVEについて五十の備忘録*1
- 01.観たバンド
- L’Arc〜en〜Ciel
- 02.公演場所
- 京セラドーム大阪
- 03.本日の日付
- 08/06/2008
- 04.公演タイトル
- TOUR 2008 L'7 〜Trans ASIA via PARIS〜"
- 05.チケットの値段
- 9000円
- 06.本日の天候
- 雨の予報は外れ。曇り空。蒸し暑い。
- 07.本日のファッションテーマ
- 最終の上り新幹線に間に合うために真剣にダッシュする羽目になっても対応できるように。先日パリで買った観光地仕様のTシャツ(PARISのロゴ入り)+黒ジーンズ+走れる靴。
- 08.開演前の行動
- レイトチェックアウトにして午後半ばまでホテル。本読んだり昨日のレポ書いたり。その後一旦新大阪に出てトランクをコインロッカーに預け、会場新大阪間のルートと所要時間をチェック。会場前で座席交換のための待ち合わせ。
- 09.開演前の意気込み
- 言葉にしないですべて受け止めてくる。nil admirari。
- 10.同行者
- なし。
- 11.チケットの売れ行きおよびフロアの混雑の程度
- 当日券は発売されたらしい。スタンド上段のぎりぎりステージ際以外はぎっしり。
- 12.座席または立ち位置
- 奇跡が。当初の自力入手チケットC12 120番代をC2 170番代に交換していただいて入場してみたら、当該の席番が撮影用の鉄塔のため潰れて存在していなかった。スタッフの人に案内された代替席がアリーナB6 60番代。関係者向けにブロックしてあるゾーンでかつセンター側の通路近く。もろにベーシスト様定位置前。ほんとうにありえない。これから3年間繰り返し反復することになる風景を、いちばんてっちゃんに近い席から見ることができた。運命にありがとう。*2
- 13.始まる瞬間に思った事
- てっちゃん!!!!!!!!!!
- 14.ライヴ中のノリ方
- 何も考えず自分に一番心地よいように。無理にアクションを起こさない。飛ばない、踊らない、でも棒立ちでもない。
- 15.セットリストについて
- SHINE→sell my soul。DAYBREAK'S BELL。P'UNKはmilky wayとFeeling Fine2007。
- 16.嬉しかった事・楽しかった事
- なんかもうライヴ全体がやたらに楽しかった。てっちゃんという人がそこにいて、音楽してくれてる、そのこと自体が嬉しい。てっちゃんはいつも通り。その平常心が何よりも嬉しい。
- 17.面白かった事・笑いどころ
- 各国語でオレのバナナ〜。ちょっと怪しかったフランス語、きれいに忘れてたのを無理矢理思い出した中国語、楽勝の韓国語。フランス語はだいたいあってたけどバナナが複数形になってたよ。Voulez vous manger
bananes? - 18.涙した事
- 「ありがとう。まったねー」
- 19.哀しかった事及び怒った事
- 何もない。
- 20.自分以外の客の様子
- 両隣はライヴ後半からずっと泣きっぱなし。2列ほど前にシルバーラメのドクロのついた黒のニット帽のとっても小顔のお嬢様が。
- 21.自分の様子
- 向テツ性400%。P'UNKの時もほぼスクリーンを見ることなく魂の目でてっちゃんを凝視。素晴らしい席位置のおかげでのびのびとあらゆる場所にいるてっちゃんを見ていた。
- 22.特記すべき演出
- RSGで銀テープが。パリでは真上に降ってきたのに周りの背が高すぎて掠りもしなかったので、今日は労せずに取れてちょっと嬉しい。幕間ドラマは東京3日目と同じ。風景は東京ドームのままなので、ナレーションで無理矢理大阪ということにしていた初日の設定と噛み合ってない。「外で、待ってるから」って東京で待ってるのかよ、みたいな。
- 23.特記すべき出演者の衣装
- 黒ジャケット+青と赤の布地(パリ公演と同じ)を腰に巻いて黒パンツ→黒ベスト+白生地に赤チェックをはぎ合わせたシャツ+赤ネクタイ→P'UNKでは袖と身ごろの生地が全部違うTシャツ。
- 24.出演者が投げたもの
- バナナとボール。
- 25.演奏・音響について
- 〈演奏〉5日間を通していつになくエンタテイナーなベーシスト様だった。純度の高い演奏をしつつ他のメンバーとステージ裏にも気を配る、そこにさらに客席までもが含まれるようになった。客席全体を呼吸しつつ平常心で歩む。sell my soulは今日が一番良かった。精妙なリズム感でヴォーカルに寄り添っていっそう複雑なフレーズを編み上げていく。腰掛けてベース弾く姿は何度見ても素敵。ローレライのコーラス、今日はばっちり。〈音響〉昨日より中音域が分離してる感じ。ベースのディテールがよく聴き取れる。とりわけ良かったのがget out〜、ローレライ、星空。
- 26.盛り上がりの程度
- お祭り的でありながらどこか必死。特に終演後が。
- 27.終わった瞬間に思った事
- またね、ありがとう。
- 28.心に残った一曲
- SHINE。3年間信じて待つとかそういうことをする予定はまったくないけど、この曲の輝きは自分のうちでずっと繰り返されるはず。
- 29.心に残ったMC
- 「ありがとう! まったねー!」
- 30.心に残った煽り
- バナナ投げラスト1本で「いっくでーーーーーーー!」
- 31.物販についての感想
- なし。今日の星ゾライトもあらかじめ購入してあったもの。色は青。
- 32.アンケート用紙についての感想
- なし。今回は海外ツアー開始当初から携帯サイトにアンケートコーナーがあって、今後ライヴでやってほしい曲の募集を行っていた。自分がリクエストしたのはTHE GHOST IN MY ROOM、Anemone、What is love? の3曲。いつの日かやってくれるといいな、ってことで。
- 33.公演場所についての感想
- 土地鑑がないとなにかと大変。公共交通機関による新大阪までのアクセス時間に最後まで確信が持てず。行きに地下鉄で試行したときに結構時間がかかったこと、駅のインフラがあまり強くないと感じたことから、結局タクシーを利用した。
- 34.本日のハイライト
- アンコールに応えててっちゃん再登場、バナナシャワー、またね、ありがとう、おおきに。
- 35.本日の心残り
- なし。
- 36.本日の疑問
- 今日に限ったことじゃないけどMY HEART〜の客席大合唱がちょっと微妙なんだけど、これ定番にする気満々なんでしょうか? ギターとベースの音が消えたときのヴォーカルの人の音程があまりに不安定すぎて、いまいち気持ちよく歌えない。それに「夢を描くよ」のところはそこまで強いフレーズじゃないからこういう大合唱にはあまり似合わない気がするし。個人的にはかすかに興醒め要因だった。結局こういうので感動しちゃう人が多いんだろうなあ。
- 37.本日一番輝いていた人
- ベーシスト様。P'UNKヴォーカル様。終演後のバナナシャワーの人。
- 38.本日一番愛しい人
- ベーシスト様
- 39.本日一番残念だった人
- 強いていえばMY HEART〜の決め所で音程の弱さを露呈してしまったヴォーカルの人。
- 40.本日の「もし … だったら …」
- もし座席交換していただいてなかったら。
- 41.出演者にちょっと一言
- Link間奏でのメンバー紹介から曲に戻るときへくってたよね? こういうわかりやすいのは珍しい。
- 42.出演者に愛のメッセージ
- ありがとう。ありがとう。ありがとう。
- 43.その他ライヴについての感想
- こんなにも緻密かつ壮大なライヴが平常心でできてしまうバンドがどれほど稀有であることか。国内の5日間、どの日も落ちなかった。ライヴ休暇前最後のライヴだからとかそういうのは結局まったく関係なかった。それぞれの日に、ただ1本のライブとしての強度が素晴らしかった。
- 44.出演者総評
- ベーシスト様の鉄壁の安定もさることながら他の3人も今回比較的安定していた。L'Arc〜en〜Cielというバンドが今到達している場所の高さを物語ってるよね。
- 45.ライヴ後の行動
- 石田純一アワーの時点で自分の中のタイムリミットに近づいていたので出入り口付近まで移動し、ダブルアンコールで曲やってくれちゃったりしたら心が引き裂かれちゃうよどうしようなどと思いながらバナナシャワーは首を伸ばして見て(席にいたらバナナ飛んで来たかもとここでもちょっと心裂かれて)、てっちゃんが最終的に捌けた瞬間に外へ出て、タクシー拾って新大阪へ。同居人氏と落ち合って(月曜の講義だけは遅れたり休んだり絶対にできないので駅について最終に間に合うことが確定した瞬間安堵でものすごい脱力)、ビールとお弁当買って最終の新幹線で帰宅。
- 46.本日のライヴは100点満点中…
- 95点。シアキス代々木以降この採点は意味をなしてない。
- 47.本日のライヴを一言で言うと
- 「輝く世界」。「上空では、きらきら輝き、微かに聞こえるくらいの鈴の音を鳴らし、高価な装飾品のように華やかな姿を見せながら、クルクスの絹の装置は、ひとところにとどまって揺れていた。彼は、椅子にでも坐るように、そこに腰を下ろしているのだ」アレクサンドル・グリーン『輝く世界』
- 48.本日の支出
- 地下鉄、コインロッカー、タクシー、ビールとお弁当。
- 49.今日という日について
- おそらくL'Arc〜en〜Cielというバンドはこの瞬間これまでにないほど完成に近づいているのであり、だからこそ、敢えて「次は3年先」という言葉を発しなければならなかったのだというようにわたくしには思える。完成とは瞬間の果実であって同じものを次に求めれば果てしない自己言及とセルフコピーに堕するほかはなくなってしまう。完成に意味を見いださないこと、いつでもその果実を投げ捨てうること、そのようにしてラルクは、そしててっちゃんは、次へ歩むのだと思う。
- 50.次回ライヴ予定
- 10/07/2008 "Strike Force vol.1" 渋谷O-West。
*1:質問提供:http://www.xxice09.x0.com/ 質問51〜55は省略。
*2:そしてそうと知らず座席交換してくださった方に申し訳ない気持ちで一杯でもあります。本来の私のチケットから見たステージが同じく素晴らしいものであったことを願ってます。