bibliomanifesutus microscopium II

セメン樽に顕微鏡

"Jupiter and Beyond the Infnite" 2011 TETSUYA TOUR@名古屋

本日のLIVEについて五十の備忘録*1

01.観たバンド
TETSUYA and The Juicy Bananas
02.公演場所
ZEPP NAGOYA
03.本日の日付
30/01/2011
04.公演タイトル
COME ON! FEEL THE LIGHT! 2011: TETSUYA live odyssey
05.チケットの値段
6900円
06.本日の天候
雪の予報にも関わらず冷たく澄んで晴れ。
07.本日のファッションテーマ
前日に引き続き旅仕様とライヴ仕様の折衷。黒のレザースカートとHYSの白タートルネック
08.開演前の行動
午前中飛行機で福岡から名古屋へ移動。いろいろあって*2空港から市内への急行で完全に電車酔いしたのでまずジェイアールタカシマヤ内で赤福ぜんざいをいただき、前夜一緒だったテツヲタ様たちのうち3方と合流→味噌煮込みうどん&TJB語り→そば粉ガレット&TJB語りで開演まで。
09.開演前の意気込み
意気込みとは違うけど書き留めておきたいこと。赤福ぜんざいをいただいた場所は昨年7月、てつやさんのライヴ前に夏メニューの赤福氷をいただいたのと同じ場所だった。一緒にいたラル友は当時安定期に入ったばかり、現在は予定日を迎えてそのときを待っている。たくさんの素晴らしいライヴとか、出ないと言われていたはずのアルバムとか、テツヲタさんたちとの出会いとか、今日の飛行機での出来事とか、読んだ本、見た絵画や映画、撮った写真、書いたり口にしたりしたたくさんの言葉、わたくしの半年はなんて満ち溢れて幸せなものだったんだろうと不意に思い至り、なにかに打たれた気持ちになったのだった。
10.同行者
ライヴ中はなし。
11.チケットの売れ行きおよびフロアの混雑の程度
不明。とりあえず周囲に空席なし。
12.座席または立ち位置
F列30番。上手側の一番端。今回ツアーの定位置的なあたり。
13.始まる瞬間に思った事
期待じゃない、希望。
14.ライヴ中のノリ方
いつものようにリズム隊に沿うので基本岸さんノリ。
15.セットリストについて
通常モード。
16.嬉しかった事・楽しかった事
WHITE OUT→Can't stop believing→蜃気楼の楽しさがすごい。動けるJBはみんな子犬のようにぐるぐるはしゃぐし、みんなはしゃぐだけじゃなく演奏が超かっこいいし。
17.面白かった事・笑いどころ
「打ち上げでラーメンが食べられなかった」「とんこつの細麺が好きなんですけどね」ちょっと俯きがちのJB、フロアいっぱいの聴衆の前でメンバーにしかわからない意地悪をいうてつやさん。
18.涙した事
Q34参照。
19.哀しかった事及び怒った事
ない。
20.自分以外の客の様子
アンコール待ちのときは結構元気だった。
21.自分の様子
一番端であるのをいいことに好きなように踊る。guiltyの英語詞部分はもにょもにょと小声で歌ってみた。
22.特記すべき演出
ルーレットトークは個人的に待望の岸さん。
23.特記すべき出演者の衣装
持ち回り制になったらしいファーのレッグウォーマーが本日はよしつぐさんの足→岸さんの腕。慶くんの筋肉質の二の腕にはちゃんと留まっていたのに岸さんの腕からはずるずる滑り落ちていた。
24.出演者が投げたもの
バナナ。
25.演奏・音響について
〈演奏〉昨日K点越えと書いた場所を今日は今日は奇跡でもなんでもなく、楽々と通り過ぎる。ああこれがてつやさんなんだ、とあらためて思う。In My HEARTの遠く伸びる声によって開かれた視界に、新しい声新しい音が流れ込む。札幌で予感したように、てつやさんのヴォーカルはまた変わり始めている。特にミドルテンポの曲でそれがよくわかる。ひとつずつ優しく丁寧に歌われていた音が、より自由に、今までより遙かにスケールの大きな空間性を帯びて歌われ始めている。たとえばempty tears、15 1/2。
26.盛り上がりの程度
客がどんどん様子見をしなくなってきている、かな。心のままに
27.終わった瞬間に思った事
木星に到達したディスカバリー号のこと、木星の先をさらに遠くまで旅を続け帰還することのないボイジャーのこと。
28.心に残った一曲
guilty。移り変わる曲調、開ける空間、てつやさんの視界はふわりと高みに飛ぶのではなく立っている場所と高みとを同時に生きるようにして開けるのだ。この曲の持つ空間性はそれをなによりも良く表していると思う。
29.心に残ったMC
空港呼び出し事件の真相。
30.心に残った煽り
特になし。
31.物販についての感想
特になし。
32.アンケート用紙についての感想
なし。
33.公演場所についての感想
土地鑑があれば名古屋駅から歩ける。名古屋在住テツヲタ様に感謝。
34.本日のハイライト
「流れ星」のとき、溢れ出す光とともについに会場が宇宙船になった。このツアーが始まって初めて、終演で涙が堪えられなかった。
35.本日の心残り
ツアーがあと1公演で終わってしまうこと。終わりが必要だということはわかってる。でも。
36.本日の疑問
木星の向こうにはなにがあるんだろう?
37.本日一番輝いていた人
もうトリプルアクセルなんて当たり前のように跳んでしまうヴォーカリストてつやさん。
38.本日一番愛しい人
ステージに宇宙を描くヴィジョネールてつやさん。
39.本日一番残念だった人
なし*3
40.本日の「もし … だったら …」
もし雪の予報でなかったらTJBは新幹線で移動していたであろう。気象庁ありがとう。
41.出演者にちょっと一言
JB全員に。「ラーメン美味しかった?」
42.出演者に愛のメッセージ
(前から書いてることだけど)あなたはご自分を何かと緻密な戦略家であるかのように見せたがり、他人もそれにつられてそのようなあなたを期待する。でも、そういう面も確かにあるにせよ、あなたという人のもっとも稀有で、かつ本質的な才能は無から有を描く力にあるとわたしは信じている。存在しないものをありありと夢想する力、形のないものに形を与える力。このツアーであらためてそれを目の当たりにしています。
43.その他ライヴについての感想
してみると昨日「昏い鉱物の部屋または扉」と思ったのはモノリスだったのか。それで今日「宇宙船」とか言ってるとまるでカンニングしたみたいだけどそうじゃない。ほんとにそのときその場でそう感じたんだ。
44.出演者総評
JBについて。自分的にはイクオさんデー。主として目でなく耳が。密度とうねりのベースがほんとにかっこいい。
45.ライヴ後の行動
テツヲタさんたちと再度待ち合わせて新幹線へ。雪で10分ほど遅れていたけど無問題。
46.本日のライヴは100点満点中…
採点という行為自体にそもそも無理があるんだけど100点。
47.本日のライヴを一言で言うと
スターチャイルド、あるいはボイジャー
48.本日の支出
空港→市内の特急代、飲食代、福岡と名古屋でそれぞれ土産代、ドリンク代、新幹線用ビール代。
49.今日という日について
穿ちすぎのパズルみたいな解釈ごっこは好きじゃないし他人が書いたものを読むのも嫌い。だけどこのツアーにちりばめられた宇宙モチーフによる死・再生・永遠の暗示についてだけは書き留めておきたい。ツアーロゴに記された彗星の尾。なぜミラーボールが2カ所にあるんだろうと最初から不思議だった。ライヴの始まりでメンバーのレーザービームを浴びるフロア上のとライヴの終わりで光の尾を引いて天井を照らすステージ上のと。それらは木星スターチャイルドなのかもしれない。でもわたしは木星を越えて決して戻ることのないボイジャーのことを考える。「いつかまた会える」かしら? 宇宙の端は曲がっているかしら?
50.次回ライヴ予定
13/02/2011 TETSUYA@C.C.Lemonホール

*1:質問提供:http://www.xxice09.x0.com/  質問51〜55は省略。

*2:福岡の空港で少し早めに登場口近くに来たら「名古屋行き○○便にご搭乗のヤマザキケイ様お伝えしたいことがございますので係員まで云々」と放送が。少し離れたところからカウンターを眺めていたらニットキャップの下から長髪を覗かせたひょろりと背の高い男性がいた。航空会社スタッフとの話を終えるとすたすたと売店に向かっていった…と思ったら視線の先にあと4人男性の姿が。売店のしょぼいテーブル席で揃ってラーメンを召し上がっていた。かるく頭が真っ白になったまま搭乗が始まり席に着いた直後、彼らに続いて6人目がいらっしゃいました。通路側にいたので10cmの距離。真横を通る瞬間はポケットにかけた指を見ていた。降りるときそっと窺ったら数列後ろの窓際に外を眺める横顔があった。ところで慶くんは単体で見ると細いのでびっくり。TGBのなかでがっしりした人に見えてるのはいわゆる木梨効果(古)だったんだなあ。

*3:こっそり慶くんに言わなきゃいけないな。乗り遅れ疑惑を広めちゃってごめんなさい、って。